睡眠薬の効果とメカニズムって知ってる?

睡眠薬の効果は心身の緊張を和らげて不眠の原因を改善し、寝つきやすくしたり夜中に起きにくい状態を作り出します。睡眠薬のなかでも入眠作用が強い薬を睡眠導入剤と呼びますが、どちらも睡眠作用があるという同じ意味で使われる場合もあるのです。

そして超短時間~長時間という作用時間の違いもさまざまで、どのような効果があり、メカニズムはどうなっているのか紹介します。

睡眠薬の効果と作用時間

いま一般的に多く利用されている睡眠薬には、脳内の睡眠システムであるGABAの働きを促進させる効果があるのです。それによって脳の興奮が抑制されて、不安が軽くなって気持ちが落ち着くと同時に身体の緊張も緩和されます。

このタイプは非ベンゾジアゼピン系で超短時間作用型に分類される睡眠薬であり、翌朝の目覚めたときに作用が残りにくいため使いやすいのです。
そして作用が強いタイプもあって、短時間作用型から長時間作用型まであります。しかし、作用時間が長くなれば、次の日の影響も残りやすくなるといえるでしょう。

睡眠薬のメカニズムとは

机の上に本が広げられている
睡眠システムとも呼ばれるGABAは、脳内の抑制性神経伝達物質でありシナプスという神経細胞間にある伝達部より放出されます。このとき特定のイオンが神経細胞内に入り込むことにより、神経が興奮したり抑制されたりするのです。

そして気持ちが落ち着いていたり眠いときなどは、GABAが放出されて受容体に結合することで塩化物イオンが神経細胞内に入り込み、神経活動は抑制されます。
睡眠薬を服用すると、神経活動の抑制に影響するGABAの働きを促進させるため、塩化物イオンによる神経細胞への影響も増加し、眠いとき同様の状態を作り出すことで睡眠を誘発するのです。

自分自身に合うタイプを選ぶこと

睡眠薬でも広く利用されている超短時間作用型は、約3~5時間の作用があるため翌朝もスッキリ目覚めやすいとされていて、入眠障害で悩む人におすすめします。
さらに作用時間が長い方が良いという場合は、短時間作用型なら約6~10時間・中間作用型なら約12~24時間・長時間作用型は約24時間以上のいずれかから選べるのです。

ただし、作用時間が長ければ効き目のあらわれ始める時間は遅いうえに、翌日まで作用は残りやすいといえます。そのため短時間作用型以上のタイプは、中途覚醒など入眠障害以外の睡眠障害で悩む人におすすめです。

特に中間作用型や長時間作用型を服用する場合は、翌朝や移動時の体調や眠気には注意が必要です。自身の不眠症状に合わせた睡眠薬を選べば、睡眠を十分にとった上で快適な日常を送ることができるでしょう。

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